第16回:La Chandeleur 〈ラ シャンドゥルーフ〉 |
Chandeleurは2月2日です。 名前は "chandelle" ろうそく・キャンドルが語源です。 聖母マリア様のお清めの日で儀式の間人々がずっと蝋燭をもっていたことがこの名前の云われと伝えられています。今では「クレープを作って食べる日」という習慣が残っています。 今回はこのクレープ作りを前提とした会話文からフランス語を学んでいきましょう。 ◆会話/Dialogue : Sophieソフィー&Paulポール & Les crêpes レ・クヘップ Sophie : Aujourd’hui c’est la Chandeleur. On fait des crêpes pour le goûter ? On a tous les ingrédients ? オジョフデュイ セ ラ シャンドゥルーフ。 オン フェ デ クヘップ プーフ ル グテー? オン ナ トゥ レ ザングヘディアン? 今日はChandeleurだね。おやつにクレープを作ろうか? 材料は全部あるかな? Paul : Bonne idée ! Oui j’ai des œufs, du lait entier, de la farine, du beurre, du sucre. Parfait, au travail ! ボニデー! ウイ ジェー デズー, デュ レ アンティエー, ドゥ ラ ファヒンヌ, デュ ボーフ, デュ シュックフ。 パフフェ, オ トゥハヴァイ! いいね! 卵、 ミルク、小麦粉、バター、砂糖。 完璧だね、さあ始めよう! Sophie : D’abord, dans un grand saladier, verse le sucre, la farine, le beurre fondu et les œufs. Ensuite, ajoute le lait petit à petit et mélange énergiquement pour éviter les grumeaux. ダボーフ, ダン ザン グハン サラディエー, ヴェフス ル シュックフ, ラ ファヒンウ, ル ボーフ フォンヂュ エ レズー。 アンシュイットゥ, アジュットゥ ルレ プティタプティ エ メランージュ エネフジックマン プーフ エヴィテー レ グヒュモー。 最初に大きなボウルに砂糖、小麦粉、溶けたバターと卵を注いで。 次にミルクを少しずつ加えてダマができないようよく混ぜて。 Paul : Attends, je vais mettre un peu de bière à la place du lait. アタン, ジュ ヴェー メッツフ アン プー ドゥ ビエーフ ア ラ プラッス ヂュ レ。 ちょっと待って、ミルクの代わりに少しビールをいれてみよう。 Sophie : Pourquoi ? Tu sais que je n’aime pas la bière! プフクア? テュ セー ク ジュ ネーム パ ラ ビエーフ! なんで?私がビール嫌いなのを しっているでしょ? Paul : Comme ça les crêpes seront plus fines et légères! Et le goût de la bière disparaît avec la cuisson. コムサ レ クヘップ スホン プリュ フィンウ エ レジェーフ! エ ル グ ドゥ ラ ビエーフ ヂスパヘ アヴェック ラ キュイソン。 そうすればクレープがもっと薄くて軽く焼けるんだよ! そしてね、ビールの味は焼いてる間に消えるんだ! Sophie : D’habitude je remplace le lait par un peu d’eau, mais bon... Maintenant, laisse reposer la pâte 1 à 2 heures. ダビチュードゥ ジュ ハンプラス ル レ パーフ アン プー ドー, メ ボン・・・ マントゥナン, レッス フポゼー ラ パートゥ ユンヌ ア ドーゾーフ。 普段私はミルクの代わりに少し水を入れるんだけど・・・まぁ いいか。 さて、1~2時間生地を休ませましょう。 Paul : OK, pendant ce temps je vais chercher de la confiture ! オーケー, パンダン スゥ タン ジュ ヴェー シェフシェー ドゥ ラ コンフィチューフ! オーケー、その間にジャムを探しにいこう! ◆文法/Grammaire : ①L’impératif・命令形 命令形は現在形と同じ活用です。 とてもシンプルで現在形のTUとVOUSの活用から主語を抜かした文章です。 例:Attendre(待つ動詞)の現在形は – J’attends ジャタン – Tu attends チュアタン – Il attend イラタン – Nous attendons ヌザタンドン – Vous attendez ヴザタンデー – Ils attendent イルザタンドゥ 「待って」はattendsアタン!/「待って下さい」はattendezアタンデー!と言います。 料理本のレシピには両方の形で使われています。(若者か大人向けの本によって使い分けれられています) もちろん原形のままで書かれてあることもあります。(命令形を避けたほうが、やさしい感じのため) ②Le déterminant indéfinI・不定限定詞 フランス語では個数で数えられない物があります。 でも名詞はいつも冠詞がついていないといけませんので「不定冠詞」と言う冠詞をつけます。 数えられない物は細かい物(砂糖)、液体(ミルク)、素材(肉、南瓜)コンセプト・アイデア・軽微な物です(音楽、チャンスなど) 。 男性名詞の前には DU デュ をつけます。女性名詞の前にはDE LA ドゥラ をつけます。母音から始まる名詞の前には種類に関係なくDE L’ ドゥ(ル)をつけます。 ◆ボキャブラリー/Vocabulaire
◆豆知識 Origine de la Chandeleur 古い言い伝えではchandeleurの日にクレープを作ることでこの年の豊作を願ったといわれています。 昔は一枚目のクレープを返す際に左手に金貨を持って行い、その金貨を焼きあがったクレープに包んみ棚の上に供え、去年の金貨は貧しい人々に恵んだそうです。そうすれば一年中家族はお金に困ることなく幸せに過すごせるといわれていました。今でもクレープを上手にひっくり返すと翌年のChandeleurまで幸せに過ごせると言われています。 Accompagnements クレープのトッピング クレープは主に砂糖・蜂蜜・バター・キャラメル・ジャム・チョコレートソース・アイスクリーム・レモン・オレンジピール・アルコール(rhum, cognac, GrandMarnier, Calvados…)のトッピングと食されます。 【関連するベル通スタッフブログ】 「2月2日はパンケーキを食べる日です!」 2012-2-1 ←レシピも載せています! |
NAOMI: 短期大学文学部で哲学と文学を専攻後、ルーヴァン大学文学部を卒業。中等・高等教育の上級教員資格を取得。 ブリュッセルの日本人向けの語学学校でフランス語教師をしています。
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